

俺にはいつもワクワクすることがある。 それは、コインランドリーに洗濯へ行くことだ。 その近くにはスーパーや公園があったり、横には自販機が設けられていて洗濯にかかる40分くらいをカフェのように楽しめるからだ。 このコインランドリーの経営者が俺のようなコインランドリーで楽しむ客たちを見てサービス精神を発揮した。 コインランドリーに設けられたのは小さな石風呂。天然ではないが温泉だ。 小さなと言っても自宅の家ほど小さくては入る気もしないので、小さめの銭湯くらいの大きさはある。 設置工事に3ヶ月ほどかかり、はじめは俺も何をしているのかなぁなどと見ていた。 青いビニールシートが壁に。細い鉄パイプで小さな足場が作られている。 大きな大きな煙突を作る工事であった。 小説。 約1200字。 7ページ。
FANZA